よくあるご質問

下地に関する質問

Q.1下地にシーラーが必要ですか?

ノンロットは透明タイプの塗料で、色ムラが出にくく、シーラーを塗る必要は全くありません。

逆にシーラーを塗ると浸透を阻害しますので絶対に塗らないようにしてください。

ノンロットの同色を2度塗りしてください。

改修の場合には下塗り剤としてリグノブライトをご利用ください。

Q.2他の塗料の上に塗れますか?

ノンロットは浸透タイプの塗料で、木材素地に直接塗装いたします。

下地に他の塗料が塗ってあればそのままでは塗装できません。サンダー掛けして剥してください。

他の木材保護塗料が塗ってある場合もサンダー掛けしてください。

塗装の有無が分からないときは、水を垂らして浸込む事を確認してください。

Q.3吸込み難い木材の塗装方法は?

ノンロットは浸透タイプの塗料です。

磨き丸太やハードウッド等の染込み難い材質の木材に塗装する場合は、ノンロ ットの成分が木材の表面に残り、タックがでる場合があります。

塗装5~15分後にウエスで拭取り、木材の表面に多量のノンロットを残さないようにしてください。

浸透量が少ない分撥水性等の性能は落ちる傾向になります。

Q.4木材の含水率は?

グリーン材は充分乾燥させてください。

含水率が高いとノンロットが浸透しません。

含水率20%以下で塗装してください。

Q.5古材の塗装方法は?

1)木材用の漂白剤で処理した後、多量の水で洗浄し、漂白剤を完全に洗い流してください。

2)1~4日以上(含水率20%以下)乾燥させてください。

漂白時点は白っぽく見えますが、ノンロットを塗ると古木本来の色になります。

また、下地処理を実施した後、リグノブライトを施工しますと明るく仕上がります。

上塗に関する質問

Q.6ウレタンクリアーを上塗りすることは可能ですか?

ノンロットを塗装した上にウレタン・ニス・ラッカー等の油性塗料を塗ることは可能ですが、ノンロットの撥水性のため接着力は低下します。事前に試し塗りをして確認して下さい。

ノンロットは撥水性が強く、ノンロットを塗装した上に水性塗料を上塗りすることはできません。

Q.7ノンロットの上にコーキングできますか?

ノンロットは撥水性強化の処理を施しているため、コーキング材の接着力が不安定です。

コーキングはノンロットを塗る前に実施してください。

溶剤に比較的強いシリコン系でコーキングすることをお薦めいたします。

Q.8ノンロットで着色した上にクリアー IIを上塗りする?

透明系を着色系の上塗りとして塗布する事で色目を変えずに耐候性を向上する事ができます。

特に日当たりや雨水が強くあたる所、海風の影響がある所は、効果的です。

調色に関する質問

Q.9ノンロット同士は混ぜることができますか?

ノンロットを混合して調色をする場合は、同種の製品(205N同士、クリーン同士)で混ぜてください。

それで不足の場合には弊社の専用顔料を添加します。

薄めたい場合にはノンロット205N 透明系を使用してください。

また、薬剤効果などの各種性能が低下しますので、シンナーは使用しないでください。

205N(屋外用)とクリーン(屋内用)は混ぜることができません。

Q.10他の塗料と混ぜてもいいですか?

同種のノンロットを混合することは差し支えありませんが、205Nと他の塗料・シンナー等との混合は避けて下さい。

<理由>
205Nに他の塗料・シンナー等を混ぜると薬剤効果などの各種性能が低下してしまうためです。

塗装に関する質問

Q.11吹付塗装できますか?

吹付塗装はしないでください。

<理由>
有機溶剤や薬剤が含有されており、作業者の安全に配慮するためです。

溶剤が可燃性で霧状になると火災の発生源になる可能性があります。

Q.12何度も重ね塗りできますか?

何度も重ね塗りすれば防腐薬剤の量が多くなりますので防腐効果は長続きしますが、乾燥不良・ベタつきの原因になるため、2回塗りが最適です。

Q.13ノンロットでツヤが出せませんか?

ノンロットは浸透タイプで木材の表面に膜を造らず、ツヤが出ません。

吸込みが少ない節や冬目の部分は若干のツヤが出る場合があります。

膜が無いためツヤを出したい場合は「上塗に関する質問」をご参照ください。

Q.14テラスの塗装に適する?

テラスやベランダは南向きで雨ざらしの場合が多く、木材にとっては一番腐食のし易い状態です。

従って防腐加工した木材や、腐食し難い材種の木材を選定することが肝要です。

ノンロットはその表面処理剤として使用されております。

年に一回は、デッキブラシ等を使って水洗した後充分乾燥して再塗装するのが永く持たせるコツです。

メンテナンスに関する質問

Q.15塗り替えサイクルは?

塗り替えサイクルは、塗装する場所や条件により異なりますが、直射日光と雨水が直接当たる場所が最も厳しい環境となります。

塗り替え時期は使用される木材の種類や保管状態、建築物の環境等並びにノンロットの色によって異なります。

一般的に言えることは

・雨がかからない場所  3~4年
・雨ざらしの場所    1~2年

*クリアーII等透明系は上記の半分位の年数です。

メンテナンス塗装についてを参照してください。

Q.16汚れの落し方?

ステイン系の塗料を塗替えする場合は下地の汚れや埃を除去して塗装してください。

高圧洗浄が一般的に行われていますが、木材を洗浄する場合は水圧に注意してください。

80kg/cm2以上圧力をかけると木材の表面がささくれてしまいますので注意が必要です。

Q.17煤汚れの洗い方?

北国の地方に行くと石油ストーブのつけっぱなしにより、煤煙で外壁が黒くよごれるという問題があります。

この煤煙はスポンジと洗剤で洗い落とせます。

落ち難い場合は台所用のキッチンハイターを2倍に薄めた液をスポンジで擦れば楽に落とせます。

Q.18ノンロットの落し方?

塗装直後に除去したい場合はシンナー等で、何回もウエス等で拭きとります。但し浸透した部分の除去はできません。

再塗装の場合は技術資料のメンテ塗装の項を参照下さい 。

トラブルに関する質問

Q.19シミが出た?

一般的塗膜の無い塗料や膜成分の少ない塗料を塗装した場合、水を掛けると白いシミができることがあります。
ノンロットにもこのような傾向があります。

特に乾燥不充分の状態で雨などに当たるとシミになりますので充分乾燥させるよう配慮下さい。  

水滴状のシミの様な跡が出た場合漂白剤或いは蓚酸水溶液による処理が有効です。 

タンニン等樹液を多く含む木材(桧・ヒバ類や南洋材等)では、樹液が染み出して鉄分と反応して(タンニン鉄となり)茶褐色~暗紺色のシミが出る場合があります。このシミ除去には蓚酸水溶液(5%濃度)が有効です。

その他の質問

Q.20なぜ木の香りがするのですか?

ノンロットは、通常の塗料に比べて塗膜がほとんどなく
かつ薬剤が無臭のために木が本来もっている木の香りを阻害しません。

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